現在の表示 : PC版 | スマートフォン版表示に切り替える
「三線をはじめたい」と思っても何が必要かわからないものです。
これからはじめようと思っている方が揃えておくと良いもをまとめました。
三線本体、調弦用具、メンテナンス用品、教材を揃えるとよいでしょう。
三線本体
三線本体にはいくつかの型や素材の種類があります。
お好みの物をお選び下さい。
※型については『三線って?』をご覧ください。
その中でも皮の張り方について大きく3つに分類されます。
特徴は以下の通りです。
<人工皮張り>
素材 | 本物の蛇皮ではなく、 蛇柄や他のデザインがプリントされた生地を使用 |
価格帯 | 1万円〜3万円程度 |
柄 | プリントのため色々なデザインから選べる 爬虫類が苦手な人でも大丈夫 |
メリット | 蛇皮より材料が安いのでコストが抑えられる 自然に破れる事はまず無く、 乾燥する地域でもメンテナンス要らず |
こんな人に人気 | 低価格なので手軽に始められ、初心者から中級者に人気 |
<強化張り(二重張り)>
素材 | 蛇皮の下に強化生地を張り破れにくくしたもの |
価格帯 | 3万〜7万円程度 |
柄 | 蛇皮 |
メリット | 皮の質が問われないためコストが抑えられる 人工皮同様に自然に破れる事はまず無く、 乾燥する地域でもメンテナンスが要らない |
こんな人に人気 | 皮張りが使いたいけどメンテナンスが不安な方 初心者〜中・上級者 |
<本皮張り>
素材 | ニシキヘビの皮を一枚張ったもの |
価格帯 | 5万〜数十万円 |
柄 | 天然蛇柄 |
メリット | 伝統的な三線の素材で本皮特有の音が出る |
注意 | 皮が破れるリスクがあるめ 乾燥を防ぐ丁寧なメンテナンスが必要 |
こんな人に人気 | 音質にこだわりたい方・中・上級者 |
当店最安三線セットはコチラ
人工皮三線はコチラ
強化張り三線はコチラ
演奏にはバチが必要
演奏は指の爪で弾く方法もありますが、一般的にはバチで弦を弾きます。
バチは爪とも呼ばれ、バチ(爪)の素材にも複数種類があります。
大きさ・硬さ・重さ・デザイン・色・値段など爪にも選ぶポイントがいくつかあります。
一般的にはポップスや民謡などテンポの速い曲の演奏には小さくて軽い爪
古典などゆっくりな曲は大きく重い爪が好まれます。
また、手の大きさで握りやすさもあるでしょう。
自分に合った爪を見つけるには何点か実際に使ってみてはどうでしょう。
※詳細は爪(ツメ・バチ・ピック)ページもご参照ください。
爪一覧はコチラ
調弦用品
三線用語で調弦の事をちんだみと言います。
弦楽器なので弾いているうちに弦がゆるんで、音がずれてくるためちんだみを頻繁に行う必要があります。
ギターのように近代的な部品を使って弦がゆるみにくい構造の楽器もありますが、三線は数百年前からほとんど構造が変わっていません。単純な構造のため頻繁にちんだみが必要になります。
調弦用品には調子笛やチューナーなどがあります。
※詳細はちんだみ(調弦)をご覧下さい。
チューナー一覧はコチラ
メンテナンス用品
本皮を使った三線の場合は、保湿の為の油などメンテナンス用品が必要になります。
また弦やウマなどの消耗品は、交換しようと思っても沖縄県以外ではなかなか手に入らなかったり、取り寄せまで時間がかかる場合があるので予備を用意しておくとよいでしょう。
その他、保管や持ち運びのためにケースや三線袋、三線を立てて置くスタンドや傷を防止する天キャップなどもあると良いでしょう。
ケースはコチラ
スタンドはコチラ
天キャップはコチラ
教材
三線教室に通わずに独学で弾けるようになりたい方は教材が必要です。
教本やDVDなどは全国の書店等で取り寄せることができます。
又、インターネット上では無料の教材や工工四※なども見つける事ができます。
動画もとても参考になります。
ご自身の好みに合ったものをお選び下さい。
※工工四(クンクンシー)とは三線用の楽譜の事。